平成21年度「環境goo大賞」最終審査会の様子
10回目の節目の年。「生物多様性」「動画」など特定部門を新設。
2010年3月23日(火)、環境goo大賞最終審査会が開催されました。10年目となった今年は、「動画部門」や「地球温暖化対策部門」「生物多様性部門」などの特定部門を新設、自薦による総計148件の応募をいただきました。部門ごとの特徴に沿って設定された審査項目をもとに環境gooのスタッフにより一次審査に選ばれた作品に対し、「gooリサーチ」を通じてネットユーザーからの投票を受付、投票数が一位のものを「ユーザー大賞」に認定すると共に、総評点の1/10を最終審査に加点しました。最終審査会ではこれらの評価をもとに6名の審査員による最終審議を行ない、部門毎の受賞者を選定しました。ここではその最終審査の模様について掲載します。今後の皆さまのインターネットを通じた情報発信のご参考にお役立てください。
動画だからこそ効果的に伝えられるメッセージがある
動画部門は今年から新設され6つのサイトからエントリーがありました。単体としてのコンテンツの面白さを評価するのか、サイト全体との統合性とのバランスで評価するかという点で意見が分かれましたが、最終的に「動画を使うことにより何を伝えようとしているのか」という総合的な視点から審査が行なわれました。映像技術の活用など工夫を凝らした個性的な作品が目立つ一方、伝えたいメッセージとの適合性がとれていないものもあり残念でした。部門賞を受賞したサントリーの作品は、尺は若干長いものの、水の大切さや水への取り組みを、美しく印象的に伝える映像であり、動画のコミュニケーションの可能性を示すものとして評価されました。
情報と知識の提供を、対策のための行動へと結びつける
多種多様なサイトからの応募があり、温暖化の影響も含め関連する情報の豊富さが印象的でした。温暖化に関する情報を分かりやすく整理して掲載している優良なサイトもみられ、情報の正確さや分かりやすさという点から評価しました。写真を有効に活用したオリンパスや、大地を守る会のフードマイレージ・キャンペーンなど、自社の製品やサービスを活かしたインパクトのある情報発信が印象に残りました。ただし、その情報発信が温暖化対策に結びつく、行動を促すレベルにまで落とし込めているかどうかという点では課題がみられました。温暖化”対策”として、日常の生活シーンとの関連が分かりやすく示され、読者が取るべき行動が具体的に示されているという点で東京ガスが高く評価され、部門賞の受賞が決まりました。
生物多様性と本業との関わりを正確に伝える情報発信を
今年10月にCOP10(生物多様性条約第十回締結国会議)が名古屋で開催されることを受け、企業の間でも生物多様性への関心が高まっています。今回の審査では、生物多様性とは何か、それに関連する自社のデータ、それをPDCAのサイクルで評価できているかなど5つの項目を評価しました。現時点では生物多様性そのものについて触れたサイト自体がまだ少なく、活動報告や事例紹介のレベルを超え、本業との関連に触れた情報発信をしているサイトは殆どありません。その中で、生物多様性に特化したサイトを立ち上げた、多様な視点から情報発信するリコーのgaiaiaは読みものとしても面白く、高い評価を得ました。
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