ポラスグループ・中央グリーン開発株式会社
ドイツの街づくりにならった環境重視の分譲住宅を実現
- ポラスグループ・中央グリーン開発株式会社
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地球に優しく、周辺環境に配慮して緑を重視した住宅供給が不可欠となっている。特に分譲住宅の建設・販売にあたっては、住環境を重視し、そこに住まう人々の身になって快適性を追求しつつ、様々な工夫を凝らした住宅供給が、供給企業の大切な要素の一つとなっている。
そんな自然環境を重視し、快適さを追求した街づくりが、千葉県野田市で始まっている。埼玉県を中心に住宅供給を行っているポラスグループ(大久保浩成代表)の1社である中央グリーン開発が、千葉県野田市みずき2丁目で手掛けている「パレットコートみずきの街―リンデンバウムの杜―」(全55棟)がそれだ。
小公園には菩提樹を植栽

図1:リンデンバウムの杜、全体図
※クリックすると拡大画面が表示されます。
とうぶ野田線「梅郷駅」から徒歩17分。野田市みずき2丁目の約1万2,850平方メートルに広がる「リンデンバウムの杜」は、団地名の通り環境先進国といわれるドイツの街づくりにならって、自然と街とを調和させた緑の豊かさが特徴となっている。
ほぼ正方形の計画地の内側には6メートルと5.5メートルの幹線道路を巡らし、中央部には街のシンボルとしてリンデンバウム(西洋菩提樹)の樹を植栽した小公園を配置した(図1)。
ここではドイツの街づくりを各所で応用している。その一つが道路の演出である。道幅を均一ではなくして、加えて直線ではなくわざと道を曲げて広場的空間と景観の変化を出した。均一でない道幅、緩やかに曲がった道は車の運転者に注意を喚起させる効果があるという。幹線道路からリンデンバウムを植栽した中央の小公園には、居住者同士が楽しい会話を楽しめる歩行者専用の路地である「フットパス」も配置した。
幹線道路沿いの4箇所は「道広場」に見立てている。フットパスと各コーナーアプローチは舗装用のインターロッキングを敷き詰め、石畳の風情を表現しコンクリート道路特有の硬さを解消した。
また、色の組み合わせによってデザイン性を高めることもできるという特徴を持っている。フットパス沿いの住戸には街路灯を設置し、夜間の安全性を高めると同時に灯りの連続による街なみを演出している。

図2:リンデンバウムの杜イメージ図
各住戸もドイツ風にならった外観とデザイン、レイアウトを採用したのも大きな特徴である。従来の分譲住宅というと、塀や生け垣などで囲い短冊状に家が並んでいるのが一般的だが、ここ「リンデンバウムの杜」ではオープンガーデン方式を採用し、柵やブロック塀を撤去して外に開けた庭を構成している。住環境を維持するため、全棟の屋根勾配を同じ勾配にして街なみに統一感を与え、景観を良くしている(図2)。
各住戸には地中コンポストを設置する。地中に埋めたコンポストに枯れ葉や雑草などを入れ、微生物の働きによって分解し、堆肥化させることによって、街の美化と緑を元気に保つことができる。オプションとして雨水タンクを設定しており、雨水をガーデニングや家庭菜園に再利用することもできる。
街路やエントランス周りは透水性舗装を施し、ヒートアイランド現象の緩和を図っている。また、隣接している「みずき公園」と約1.6キロにわたって続く遊歩道「やまさきの道」からは、夏場の夜間に冷気がにじみ出てくる。この効果から街全体の温度を下げ、寝苦しい夜もエアコンを使う頻度を抑えるクールアイランド現象が発生するという。
建設される住宅にはシンボル・ツリーとしてリンデンバウムの樹が植えられ、ウッドデッキを設置した住戸も計画されている。中央グリーン開発では「完成時にはテラスやウッドデッキから、自然の杜を感じ取れる街となる」と語っている。
環境配慮の設備機器も導入
「リンデンバウムの杜」の特徴はまだある。各住戸に車2台が駐車できるカースペースを設定したほか、内部の設備機器も環境に配慮した製品を使用する計画である。
その代表が節水型トイレの採用だ。従来型の便器と比べ、洗浄水量を約60%も節水することができる「ECO6」を標準採用する。4人家族なら、2日間でお風呂1杯(180リットル換算)分以上の節水効果があり、水道料金に換算すると年間で約1万2,000円も得になるという。
また、ホームセキュリティシステムも全棟に標準採用し、街と住戸の安全性を高める計画である。万一、外出時に不審者が浸入したり、火災など住宅の中で異常が発生した場合には、センサーが感知してセキュリティ・ライトが点灯し、周辺に異常を知らせるほか、警備会社や携帯電話で家人に自動通報される仕組みとなっている。
1戸あたりの敷地面積は私道負担がなく、180平方メートルから215平方メートルとゆったりしている。全55戸が竣工するのは来春となるが、一見の価値がある環境共生型の分譲住宅であるといえよう。
環境共生の団地認定を取得
ポラスグループでは、グループ企業が一丸となって環境への取り組みを強化している。
持続可能な森林経営を行っている林区で製材される木材のみを使用しているほか、木材そのものも加工時に二酸化炭素(CO2)の放出率が極めて少ない木材を厳選して活用している。環境マネジメントシステムのISO14001を取得して、木屑のリサイクルを始めとして石膏ボードやグラスウール、肥料のリサイクルなどをきめ細かく実施しているなど、地球環境の保全に向けて企業努力を続けている。
この様な環境活動の結果として、環境共生住宅の供給戸数では埼玉県内でトップ企業に成長している。また、埼玉県吉川市で供給した「エコタウン"陽だまりの杜"」では、木材のプレカットと木端材の再利用、連続性を重視した景観計画、室内空気質の汚染低減などにより、財団法人住宅・建築省エネルギー機構から日本国内で4番目となる「環境共生住宅団地認定」を取得している。
ポラスグループでは、平成19年3月期に連結ベースで1,124億3,300万円の売上高を誇っている。総販売戸数も木造注文住宅の534戸、戸建て分譲住宅1,734戸を含めて2,491戸に達している。県下1番の供給実績を保ち続けており、ポラスグループでは「今後とも環境に配慮した木造住宅の供給に邁進していきたい」と語っている。
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