ただ、トイレットペーパーなどの衛生古紙は回収できませんし、紙もいろいろな用途に使われていますから、回収可能な数字としては、65%が上限だろうと考えられています。 65%の上限に対して回収率56%と、8割5分まで達成しているわけですから、これ以上利用率を向上させよといっても、現実的にはかなりむずかしい。板紙への古紙投入率は9割を超えていまして、これはもう限界です。ふつうの紙は3割ですが、この主力は新聞紙。 今後は、印刷・情報用紙で古紙利用を進めることになりますが、回収率が高くなるということは質の悪いミックス古紙が増えてくるわけで、これではいい紙はできません。 抜本的な技術開発もおそらく不可能ですし、現状で再生紙の品質を高めようとすれば、かえって環境負荷が高くなってしまう。白色度の高い紙は必要ないという人もいますが、ビジュアル化、カラー化をやめればいいというのは、 カラーTVではなくモノクロTVで我慢しろというのと同じこと。非現実的です。56%の次はどんな目標を掲げるのかとよく質問を受けるのですがなかなか…。
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