森と水とエネルギーのつながりを考える。エコ×エネ体験ツアー@御母衣小学生親子編〜白川郷と荘川桜から学ぶ「自然と電気」体験学習ツアー2010〜

ツアーの狙い

私たちの生活を振り返ってみるとエネルギーを使うことで成り立っており、特に電気エネルギーは生活必需品といえるでしょう。昔ながらの家並みが世界遺産に指定された白川郷と約半世紀前に建設された御母衣ダムを見学し、水が生まれる源流の森ハイキングや川遊びを楽しみながら、私たちの暮らしとエネルギーの現在・過去・未来を考えます。


1)木曽川の駅で集合! 夏休みも間もなく終わりを迎える8月の下旬。照りつける太陽のもと、JR木曽川駅を目指し全国からたくさんの親子連れが集まってきました。初めて出会った人たちと一緒に、日常では体験できないさまざまなプログラムを通じてエネルギーとエコロジーの関係を学んでいくというこのツアー。これから何に出会い、その体験から心の中にはどんな変化が起こるのでしょうか。ドキドキした気持ちを乗せてツアーバスが出発します。


2)バスに揺られて 今回のツアーのガイドを勤めるのは、トヨタ白川郷自然學校の“ぱるきぃ”こと加藤さん。今回のツアーは、ぱるきぃのようなインタープリターという自然の専門家と、エネルギーの専門家であるJ-POWERの社員が、みんなを案内します。堅苦しくならず、参加者同士が楽しくうちとけられるようにと、このツアーではみんなをニックネームで呼び合います。


3)分水嶺に到着! 分水嶺とは、山岳地帯の尾根で雨水が異なる方向へと流れる境界のこと。この分水嶺公園では、池から流れ出る水が一方は庄川から日本海へ、もう一方は長良川から太平洋へと流れていく分岐点となっていて、まさに日本の背骨といえます。


4)いよいよ到着!巨大ダム。 バスに揺られて更に山奥へ。いよいよ御母衣ダムへと向かいます。「このダムは昭和35年10月に完成、発電所は昭和36年1月14日から運転を開始しました。当時は東洋一の大きさを誇り、二十世紀のピラミッドとも言われていました」。説明するのは、御母衣発電所の所長木下さん。このあたりの地域は庄川水系と呼ばれ、急峻な地形と豊富な水量が特徴です。


5)発電所の体験プログラム〜楽しみながら学ぶ発電所探検〜 先ほどの分水嶺公園ではせせらぎだった水たちが、あちこちの分水嶺から広い森を通じて集められてダムに溜まり、巨大なエネルギーを作る源となる。そのことを実感するため、分水嶺を色鉛筆でたどり、御母衣ダムの流域に色を塗ってみました。その広さはなんと442.8平方km。広大な範囲から水が集まってくることが分かります。


6)白川郷へ ダム見学の後は世界遺産として有名な白川郷へ。「きれい!」「カレンダーで見た景色みたい!」。誰が声をかけるともなく、撮影タイムの始まりです。合掌造りの集落があるのは世界でもこの荘川の川沿いだけなのだそうです。三角の形をした屋根は葦やススキで出来ていて、約30年に一度、作り換えを行います。


7)ナイトウォーク 宿泊地のトヨタ白川郷自然学校に到着した頃には、空にまん丸い月が浮かび上がっていました。美味しい夕食をいただいた後は、みんなで夜の森にお散歩会へとでかけます。「顔が見えないから、丸くなって番号を呼んで点呼しましょう!」。灯りをつけずに真っ暗な森の中に足を踏み入れることに、楽しみと不安の両方の気持ちが入り交じります。


8)源流の森ハイキング〜森と発電所のつながりを学ぶ楽しい実験〜 翌朝は早起きをしてハイキングに出かけました。少し湿った森の中を、長靴をはいて、水源を求めて歩いていきます。「人間は森から進化した生き物。森の中にいると故郷に帰ったようにリラックスできるし、いろいろな感覚を思い出すことができるんです」。前の日に森の中を歩いたせいか、ぱるきぃの話にみんなも納得。


9)ドクター、水の仕組みを解析する さて、自然学校に戻った後はドクター、タダコバ、カントクの三人による、水力発電の仕組みについての体験コーナーです。柔らかかった森の地面。では、森の土と水力発電にはどんな関係があるのでしょうか。ペットボトルを使って作った実験装置を手に、二つのパターンを試してみます。


10)川遊び〜水力発電に挑戦!〜 朝ご飯の後は人気の高かった川遊びの時間です。「川の中で遊ぶ機会は滅多にないから楽しみです」「川にダムを造るなんて、ドキドキする!」。この時間を一番の楽しみにしているという参加者もたくさんいます。「これまで学んできた知識を活かして、川にダムを造りましょう。発電してライトに灯りがついたら成功。でも、結構難しいですよ」。


11)もう一度、ダムへ。そして「荘川桜」のこと 長いようであっという間の2日間のプログラムも間もなく終了。森と水とエネルギーの関係を、体験学習を通じて楽しく学んできました。けれどももう一つ、覚えておきたい大切なことがあります。それは、ダムとそこに暮らす人々の話です。御母衣ダムは高度経済成長期に急激に拡大したエネルギー需要に応え、人々の生活を支えるために造られました。けれどもダム建設地には、この土地で暮らし続けてきた人たちの暮らしがありました。



プログラム

日程

・第1回:平成22年8月24日(火)〜25日(水)
・第2回:平成22年8月26日(木)〜27日(金)
 *今回は第1回目からのレポートをお届けします。

場所

J-POWER電源開発株式会社 御母衣発電所及びトヨタ白川郷自然學校とその周辺

イラスト

スケジュール・概要

1日目
・分水嶺公園見学
・発電所の体験プログラム(御母衣発電所)
 〜楽しみながら学ぶ発電所探検〜
・白川郷合掌集落見学
・夜のお散歩、交流会
2日目:
・源流の森ハイキング〜森と発電所のつながりを学ぶ楽しい実験〜
・川遊び〜水力発電に挑戦!〜
・まとめのワークショップ〜2日間のふりかえり〜
・荘川桜見学


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ecoene@jpower.co.jp

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