割り箸をめぐる6つのSTORY
輸入割り箸の99%が
中国産の問題

林野庁資料および貿易統計によると、2006年に日本に輸入された割り箸は245億膳。これは、日本の割り箸消費量の98%にあたる。そして、そのうちの99%が中国産。国内での生産量は5億膳にすぎない。つまり、「割り箸=中国産」と考えてよいのが現状だ。しかし、中国はもともと森林が豊かではない。日本は国土の約7割が森林なのに対し、中国は2割ほど。そのため、木材のほとんどをロシアなどから調達しているのである。ロシアの森林はシベリアと極東地方に多く、それらは永久凍土の上に存在する。仮に大規模な伐採のため、日照が裸地に差し込んで永久凍土は溶けてしまったと仮定すると? 永久凍土だった場所は、湿地や池、沼となり、森林の再生が不可能になる。さらに、永久凍土はCO2やメタンガスといった温室効果ガスを大量に放出。温暖化に影響を与えることにもなる。
割り箸は本来、森林資源の有効活用のために作られた。しかし、中国からの輸入に依存している現在では、割り箸を作るために他国の木が切られるようになってしまったわけだ。亜寒帯地域や熱帯雨林から、木材が乱伐・乱獲されることが世界的な問題となっている昨今、この現実は間違いなく「不都合」なように思えるが、いかがか。
記事提供:ECO DO
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