平成22年1月、リビングくらしHOW研究所が募った消費者の方々に、グループインタビューを行いました。
そこで語られたご意見のポイントをとりまとめました。ご覧下さい。
――FCPについてどのように感じられましたか?
- 店頭にならんでいる商品やレストランで出された食べ物しか消費者には見えない。その向こうにたくさんのつながりがあって、たくさんの人がいるということを、たいていの消費者には見えていない。実際に目で見て確かめられる工場見学に行った企業には信頼感がもてる。できるところは公開して、実際に見て体験してもらうことが大事だと思う。
- 商品の値段が下がると消費者はうれしいが、その分従業員の給料が減っているというような循環もある。どこかの無駄をどこかが救えるのならば、こうしたネットワークの中で無駄がはぶけることはよいと思う。
- わかりやすさという点で言うと、細かい字をいきなりスーパーで読めと言われても読めないので、マークなど消費者にわかりやすいようにアピールしていただきたいと思う。
- 参加団体のリストを見ただけではFCPに賛同し参加した理由がわからない。どのような問題意識でこのプロジェクトに参加しているのかがわかるようにして欲しい。
――FCPを消費者へ理解してもらうためにどのような方法があると思いますか?
- この企業の食品を買いましょう、という意味あいのマークやポスターがいろいろな所に貼ってあり、消費者が納得して買おうと考えられるようにするほうがよい。
- 中間業者を消費者が評価するのは無理があるので、取引先のスーパーなどが評価して、スーパーを消費者は信じるということになるのかなと思う。コンプライアンスの徹底とあるが、商品に書かれてもわからない。最終的に誰かがジャッジしてくれたものを届けてくれるくらいでないと消費者にとっては理解が難しい。
- 中間業者はアピールする場がないということですが、グループ会社や関係会社を集めて東京ドームなどで大々的なキャンペーンをして、消費者に知らしめるようにしたらどうか。
- 口コミが一番信頼できるし、広がれば大きいものになる。口コミを広げる活動をするほうがよい。
- 主婦はキャンペーンに弱く、フード・コミュニケーション・プロジェクトに参加していますという企業が揃ってキャンペーンを打ち、主婦にPRしていくのがわかりやすくてよい。
- 工場見学に行って信頼感が上がるとその企業のものをその後も買うなど、口コミが起こりやすい。FCPの取組がちょっとした会話の中に入ってこられるようにしないと、消費者に広まらない。消費者がFCPの取組について、つまらない、私には役に立たないと言われてしまったら、お金をかけてやっても効果がない。新聞、主婦向けの雑誌に載せる。プレゼントつきキャンペーンをすることや、招待イベントのような企業との交流を深める場をつくる。商品を試食するなど楽しいイベントで広めていくなどのPRの工夫が必要。
- 書ききれないことをPRしていくことで透明性は高まると思う。素晴らしい取組をしていて横の繋がりが出てくると、皆がこういう企業になろうという動きが出てくると思うので、横の繋がりを大事にできるようなFCPの組織をつくってもらうのも大切。
――FCPを伝えるためのいい情報発信手段やツールはなんでしょうか?
- 総合学習の時間など、学校の授業に取り入れる。それに親も参加できるようにする。
- 学校での講演会など、興味を持つ人はいると思うので、FCPの理念に基づいた事業者の取組をやっているということ自体を広めていく必要がある。
- 地方でも実施しているということなので、アンテナショップを利用していくのもよい。
- 区の広報誌が毎週入ってくるが、地域に密着して内容が濃いのでよく見る。。こういった媒体で企業の取組を1社ずつ紹介していく。無料なので、見る人は多い。
- 企業のテレビコマーシャルの最後で、FCPに参加していますと入れてもらう。そうすればFCPって何だということで、Webサイトで検索すると思う。
- クイズを出す。応募して正解した人にプレゼントなど、企業が賛同して提供していただいたら楽しい。
――FCPは今後どう発展・進化していくべきだと思いますか
- 消費者が個々の企業を評価するというのはほとんど不可能なので、フード・コミュニケーション・プロジェクトに参加していることを一つの材料とできるように、FCP自体の格を上げていく必要がある。現場に専門的な知識がある方が参加しているとか、FCP自体がすごい集まりなんだというイメージをつくるのが大事。
- FCPに参加している企業は前向きな企業だなと思える。自分が知りたいことも「協働の着眼点」の項目とあっている。
- フード・コミュニケーション・プロジェクトに参加した目的や意義について、企業リストに一言添えてあるとわかりやすい。
- 自社内だけで見直すのではあまり信用できないので、FCPに参加している事業者の取組を外から見るような委員会といったものをつくり主婦も参加させて実施するのがよい。
――ご参加いただいた消費者の皆様、ご協力ありがとうございました。
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