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現代の奇跡──無農薬のりんご |
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この写真は一般のりんご畑です。冒頭で述べたようにりんごはバラ科の落葉樹です。まわりの木々は紅葉してもうまさに落葉し、お休みにはいろうとしているのがうかがえます。しかしこのりんごの木は紅葉も落葉の気配もありません。強制的に眠らせない?そんな気がするのは私だけでしょうか?
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日本において古来から栽培されていたフルーツとは?柿、いちじく、すもも、みかん、ビワ。そして今回クローズアップするリンゴもかなり古くから栽培されていたようです。時は、平安時代中期の10世紀のはじめ。小さな野生種で、中国から渡り、「和りんご」とか「地りんご」と呼ばれていました。そもそもりんごはバラ科の落葉樹で、スイスのある遺跡から発見されたりんごの化石から、約4000年前にはりんごは栽培されていたと言う事実が残っています。一般的には、中国やコーカサス地方が原産地と言われ、そこからヨーロッパやアメリカに広がっていったと言われています。渡来した歴史は古いものの、日本で今日のような本格的な栽培がはじまったのは約130年前の事で、当初は北海道産が大半を占めていたと言うから驚きです。が、実はこれは、当時の輸送システムが海運に頼っていた為らしく、現に明治中期に東京ー青森間に鉄道が開通したことによって、青森のりんごが市場に出回るようになり、今日にいたっては出荷される約半分が青森産となっています。気候的にはやはり、青森とか信州のような比較的冷涼な地域が適しているようですね。
さてリンゴを栽培する側面から見てみると……、日本においては、驚くことに通常40〜50回の農薬のお世話になっていると言われています。おそらく作物の中でも、使用する農薬の量は1,2を争うのではないでしょうか。有機質の肥料を使い極力農薬を抑えている農家でさえ、5〜10回に抑えるのが精一杯で、なにしろ難しい作物のようです。そんな中、無農薬でリンゴ栽培を成功させている人がいます。青森 弘前の木村秋則氏である。彼は、20数年来無農薬でりんごを出荷し続けています。彼と出会ったのは今から3年ほど前。ありえないと言われていた無農薬りんごがあることを知り、木村さんのリンゴ園をこの眼で確かめたくて、そして農薬を使わなくともりんご栽培が可能である技術を知りたくて、青森に飛びました。いざ青森、と言った具合に。
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