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ツアーのポスターなどに使われていた写真
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ところで、彼女が書く歌詞にはしばしば“空”という言葉が使われる。この春、ツアーのポスターなどで使われていた写真の彼女も空を見上げていた。
「ふと空を見上げて心の中で何かを唱えるというのはクセというか、届くような気がして…。基本的に、好きなんですよね。何かあれば見るって感じで。空ってどんな都会でも見えるし。だから、自然と歌詞のなかにも“空”とか“光”という言葉は多くなってたりするんですけど、単純にそういう好きなものをずっと見ていたいし、ちょっと疲れたときにはいい空気を吸いたいって思うんですよね。だから、apbankの今回のテーマでもあった欲望と環境というのは切り離せないと思うんですよね」
絢香の欲望は、「広い空を見上げたい」ということであり、「いい空気を吸いたい」ということ。確かに、その「欲望」がずっと満たされる環境であるためにはエコな取り組みが必須だ。それにしても音楽は、とくにポップ・ミュージックはあらゆる欲望を増幅させて環境に良くない方向へ人を向かわせるということはないだろうか?
「でも音楽は、欲望のままに生きようとする気持ちにストップをかける役割を果たすこともあるし、だからその意味でエコと音楽は共通してると思うし、それにエコというものを堅く考えないようになる要素も音楽のなかにはあると思うし」
やはり彼女は、音楽を信じているし、音楽が好きな人の気持ちを信じているのだ。ただ、♪I believe
myself信じることで全てが始まる気がするの♪と歌った「I believe」で彼女はデビューしたわけだけれど、その彼女にしても音楽のような目に見えないものの力を信じ続けることはむすかしいと感じている。
「しんどいし、むずかしい。簡単にできることではないですよね。私自身、できてることのほうが少ないくらいで、やっぱり信じなきゃなって口に出して言うくらいの大きなものなので、ずっとずっと持ち続けなきゃいけないものだと自分でも思ってるんです。それで、ああいうイベントに参加したり、自分のツアーをやったりすると、ますます自分の歌の力というものを信じたくなるし」
自分が好きな音楽を思いきりやることのうちの一部分でもエコにつなげたいと思っている、と彼女は言う。彼女のエコは、音楽を信じることから始まると言ってもいいのかもしれない。 |
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