地球にリスペクト! Vol.03
吉川晃司さん
Profile
吉川晃司(きっかわ こうじ)
1965年8月18日、広島県生まれ。84年、シングル「モニカ」でデビュー。89年には、布袋寅泰とユニットCOMPLEXを結成。ソロ活動に戻ってからは本格的なセルフ・プロデュースを開始。名曲を次々に発表してジャパニーズ・ロック・シーンに不動のポジションを確立した。04年にはデビュー20周年記念のセルフカヴァー・ベスト・アルバム『Thank You』のリリース。近年は音楽活動と並行して「漂流街-THE HAZARD CITY-」(00年)、「レディ・ジョーカー」(04年)「大停電の夜に」(05年)等、映画にも出演。独特な雰囲気を持つ個性派アクターとしても注目されている。さらに充電期間中には初の書き下ろし恋愛メール小説「エンジェルチャイムが鳴る夜に」も発表。2006年3月22日にライブDVD「KIKKAWA KOJI LIVE 2005〜エンジェルチャイムが鳴る夜に〜」をリリースして、本格的に活動を再開する。
http://www.kikkawa.com/
  新しいスピード感をまとった吉川的“Slowな生活”
吉川晃司さん
吉川晃司は、昨年デビュー20周年のメモリアル企画を次々と成功させた。それほど熱心なファンというわけではなくても、つねにアグレッシブな姿勢で活動を続けてきた彼の圧倒的なスピード感を体験した人は少なくないはずだ。が、ひとつの区切りを経て新しい一歩を踏み出した彼がまとっているスピード感はちょっとこれまでとは違うように感じられる。そのスピード感は、かねてから人生の節目になるだろうと語っていた40という年齢を迎えて、自分なりの成熟をはっきりと意識しているひとりの男性としての吉川が自然に選び取ったスピード感だと思う。そして、そのスピード感は、この現代という時代が持つ不自然な“速さ”に対するひとつのテーゼであるかもしれない。

撮影:鈴木圭 取材・文:兼田達矢

 

(更新日 : 2006.1.26)