ジャック・モイヤー氏は、三宅島を拠点に海洋生物の研究を続けると共に日本の野生生物保護に貢献され、三宅島の全島避難後は、三宅島救済アカコッコ基金の活動など三宅島の自然保護にもご尽力されていました。
この度のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。
環境gooスタッフ 一同 |
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| 現在、三宅島は火山ガスが出ており火山活動は一行に静まる気配がない。人間が避難した後の生物たちの様子を、ジャック・モイヤー博士にうかがった。 |
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ジャック・T・モイヤー(海洋生物学者)
1929年カンザス生まれ。コルゲート大学、ミシガン大学、東京大学修士課程終了。23歳で東京都・三宅島に渡り、そこを拠点に研究活動を続ける。カンムリウミスズメやクマノミ、イルカなどの研究。1996年には海洋教育活動に対して「第一回海への貢献賞」を朝日新聞社より受賞。1997年にはスイス・ジュネーブ環境保全基金から世界の環境保護スペシャリスト1300人の1人に選出された。
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今春の日本動物学会と東京大学の教授たちの調査によると、「火山口付近はまだ火山ガスが出てますから全滅ですし、他の地域は木は葉がすべて落ちて冬の状態です。しかし嬉しいことに、坪田から新澪池(しんみょういけ)、島の南側3分の1は、自然が回復してきました。新澪池の周りには、新しいシイの木が芽吹いていますし、国の天然記念物に指定されているイイジマムシクイなどの鳥も生息しています」。新澪池の自然の20%が回復してきたという。
しかし、嬉しいニュースをよそに、ジャック・モイヤー博士には心配事がある。この回復しつつある新澪池に、東京都が火山灰を捨てる案が出ているというのだ。「もっといい方法があるんじゃないか、と私は心配で」とモイヤー博士は島に戻りつつある鳥や木々を心配している。もし、ここに壊れた車や建物を捨てることになったら……事態はさらに悪くなるだろう。蘇りつつある自然が今度は島の回復を願う人間の手で再び葬りさらせそうになっているのだ。大きな矛盾が生じている。都の人たちはこの事実を知らないのかもしれない。
しかし、火山灰はもとより大型のゴミは海にはもちろん捨てられないし、火山口に投げ込むなんて素人考えは、第二次噴火を招きかねない。火山灰でガラス食器を作っている職人さんがいるという話をエコマガジン「ソトコト」(木楽舎刊)で読んだことがあるが、そんな人海戦術敵な解決策でもいい。代替案が必要なのだ。
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