FSCとは Forest Stewardship Council(森林管理協議会)の略称。森林及び林産物の認証機関の評価・認定・監督を行なう非営利の国際組織として、1993年、メキシコにおいて設立された。カナダのブリティッシュ・コロンビア州をはじめ世界各地で行なわれている無秩序な森林の伐採をくいとめ、森林を適性に管理して永続的に保持していくことを目的としている。
森林管理の改善、森林にダメージを与えることなく森林資源を有効に活用する、過度の伐採を忌避するなどを骨子としてさまざまな細かい既定が定められており、申請を希望する者は検査を受けてそれらを遵守しているかチェックを受けたのち、認定を受けるしくみだ。
FSC認定を受けた森林から伐採される木材にはFSC認証マーク(右欄参照)がつけられ、製材メーカーは「FSC認証材を製品化する国際基準」の認定を取得して、このFSC認証材を加工する。そうして初めて、完成した製品にFSCマークを表示することが可能になるのだ。木材は流通経路が非常に複雑で、製材メーカー、小売業者とも(もちろん消費者も)原産地がどこの木材かを把握するのは難しいのが現状であるが、このFSC認証を取得していれば、どの山から切り出された木材がどのような製品となったかの道すじが、書類によってきちんとたどれるようになっている。
現在ヨーロッパ、北米、中南米を中心として2千万ヘクタール以上がFSCで認証されているが、日本でも三重県の速見林業、高知県の梼原町森林組合などを筆頭に、今後認証の動きが広がっていくことが期待されている。
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| ▲FSC認証マーク。FSC認証付き木材で作られた最終製品には、焼印やラベルなどでこのマークが表示されている。 |
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