素敵ないいことを始めよう オーガニックスマイル


Essay

『HAWAII発 ホンモノのThink Globally Act Locally』
- ジャック・ジョンソンとコクア・ファウンデーション -

 日本ではオーガニック・ミュージックと呼ばれているジャンルの中心にいるジャック・ジョンソン。彼はハワイ オアフ島 ノース・ショア生まれの生粋のローカルハワイアンです。彼の音楽は彼のライフスタイルそのもの・・・なにげない+味あいぶかい+ここちいい旋律とメッセージはボクをしあわせにします。

写真 ジャク・ジョンソン
75年5月18日、オアフ島ノースショア生まれ。ミュージシャン、映像作家、レコードレーベルオーナー、サファー。
http://www.jackjohnsonmusic.com/
phot by Anthony Mandler

 先月発売された最新作は世界中の子供たちに親しまれてる『キュリアス・ジョージ』のサントラ盤。この映画の日本公開は本年夏を予定・・・また、主人公ジョージの心の声は、ジャックが担当。楽しみですネ。

写真 新曲を中心にG・ラヴやベン・ハーパーなどとのコラボ曲を収録。
Sing-A-Longs & Lullabies for the Film Curious George

 さて、今ではミュージシャンとして世界中にファンを持つジャックですが、音楽活動と並行して『ヘルシーでたのしいバランスのとれたエコ生活』と『美しい水の惑星地球』をサポートする活動をいくつも行なっています。

 グローバルな活動としては、パタゴニアを始めとする地球環境をテーマに良心的な企業が集う“1 Percent for thePlanet”にミュージシャンとしてはじめて彼自身のレーベルでもある“brushfirerecords”からリリースした前作『In BetweenDreams』で参加しています。

さらに彼と彼の仲間の素晴らしいところは、しっかりとローカルに根付いた『コクア・ファウンデーション』での活動です。

写真
学校におかれているリサイクル・ボックス。

 『コクア・ファウンデーション』は彼と彼の妻のキムにより設立されました。「コクア」とはハワイ語で「援助」や「安心」、「助け合う」といった意味です。
ハワイの学校やコミュニティで行なう環境教育をサポートするNPOです。

主な活動は
3R(reducing, reusing, and recycling)のライフスタイルを子供たちを対象に親や先生にも伝え、学校や生活をとおして実践。
環境に対する意識を深めるために環境教育カリキュラムや環境フィールドトリップを援助。
学校でのオーガニックなガーデンや菜園づくり+ヘルシーな学校給食プログラムの提供。
写真
小学校で“3RsSong ”を唄うジャック。うらやましいなぁ〜

 『詳しくはコクア・ファウンデーション』へ。このWEBは子供たちがゲームをとおして楽しく環境について学べるようなページにリンクしていたり、ジャクが子供たちに3Rの大切さを伝えるために作った曲“3RsSong ”がダウンロード出来たりします。ジャックファンはぜひ!

写真
昨年のワイキキシェルでのコンサートの模様。いい雰囲気ですね。

 ほとんどの組織をキムがハンドリングしているそうですが、ファウンデーションの活動プロモートや資金的なサポートを行うために、ジャックはミュージシャン仲間と共に『コクア・フェスティバル』というコンサートを2004年から始めています。

 3回目となる本年はアースディでもある4月22日にワイキキシェルで、また、それに先立つ19日にマウイ島にあるMACCで開催されます。
ウイリー・ネルソンベン・ハーパーALO、地元ハワイからはヘンリー・カポノパウラ・フガが参加します。

写真
今年のポスター。これまた、いい雰囲気ですね。

 音楽とともに会場ではローカル・オーガニック・フードや飲みものの販売、エコグッズやオルタナティブエネルギーのデモンストレーション、ゲームやクラフトなど大人のみならずここでも子供たちが楽しみながらエコロジーに触れられる工夫がなされています。

 詳しくは『コクア・フィステバル』へ。フェスティバルのすべての収益は『コクア・ファウンデーション』に寄付されるそうです。

 ボクのテーマもやはり環境です。
環境というと海・山などの自然を思い浮かべますが、自分の「カラダ」も「ココロ」も環境です。環境はすべて繋がっています。環境をよくするための具的な手段としてボクたちは『ヘルシーなおいしいゴハンとシンプルでおしゃれな暮らし』を探求・実践してきました。

 そんなボクが『コクア・ファウンデーション』の試みにとてもシンパシーを感じるのはヘルシーフードがかならず活動の脇を固めることです。実際、食べたものでカラダは出来ています。じつはココロも食べものの質に影響されます。今あたり前だと思われている食の豊かさはじつは個人の健康と地球環境に多大な負担をかけています。

 また子供たちにフォーカスしていることです。彼らのライフスタイルが未来を作ります。ボクは98年から5年間、女子高や専門学校で「ヘルシーダイエット&ビューティライフ」と題し、食と環境についての講座を毎週行なってきました。またここ毎年、夏に行なわれる立命館大学主宰のモンタナ・ワイオミングで行なわれるハマノ・ネイチャースクール植物性のヘルシーフードを提供してきました。彼ら彼女たちは「今の常識」に固まってしまった大人より、「未来の常識」を興味津々に受け入れ楽しんでくれました。とても充実感のあるワークでした。

 一歩行き過ぎてしまうと堅苦しい教条主義やネガティブにおちいりがちなエコロジー。
「ねばならない」とアタマで考えさせるのではなく、学校や日常生活で子供たちが楽しくヘルシーに体験していくポジティブなエコ生活の試み・・・ノース・ショアのサンセット小学校から始まったプログラムはオアフ島の他の学区のみならず他島にも広がっています。

 それらの試みがハワイの子供たちにヘルシー&エコロジーの種を生活に根付かせ、持続的な美しい楽園ハワイという花を咲かせ続けることでしょう。
そして平和な地球という誰しもが望んでいる果実をきっと豊かに実らせる、そんな未来をボクも夢みています。

ALOHA:)

PS.
多くの日本人が愛し、癒されるハワイ・・・『コクア・ファウンデーション』の活動をサポートしたいという方は“make adonation”へ

白澤 秀樹
エンバイロメンタリスト/食と音を柱とした生活観光家日本ベジタリアン協会評議員

 音楽業界で仕事をした後、ナチュラルレストランやオーガニックショップを企画・運営。現在は伊豆熱海とハワイ島ヒロを拠点に活動中。再び、レストランビジネスを始める予定。

Web : Health Diet&Aloha LivingTropica
Blog : Tropica*Alohas*blog*


Journey to Slowlife

『大学生は自由に使える時間が多い。』

 多くの方々が抱く一般的な大学生のイメージ。僕自身も、その例外ではないと思う。1年間の自分の休日を指折り数えてみた。すると、およそ6ヶ月!単純に考えたら1日学校へ行き、次の日は休日を享受している計算だ。

 でも、それを知って嬉しいけど、ちょっと後ろめたく、焦りも入り混じった複雑な気分になった。学生だってバイトをしたり、ゼミやサークル活動で忙しいのだ!と嘘ぶいてみたくなった。
 けれど今後、就職し社会へ出て大幅に長期休暇が減ること(無くなること!?)を考えたら、それは学生生活への最後のはなむけとも言える時間かもしれない。そう気づいたら、今だからこそできることで充実感を得られて成長できるような経験をしたいと思う自分がいた。

 では、何をして過ごすのか。数多くある選択肢の中で、僕が今回たまたま選んだのは農業体験だった。グリーンツーリズムとも言われるが、現地に滞在しながら農家の仕事を手伝い、様々な習慣や風土に触れること。
 そういう企画があることを、実際に体験した人から聞き、とても興味を持った。
 しかも、舞台は沖縄!!現地までの交通費は、自己負担だが滞在費はほとんどかからないシステムらしい。全国から大学生の参加者を募って援農隊をつくり、みんなで一つ屋根の下で自炊をしながら、さとうきびを収穫する生活。(実際、多いときで30人以上の参加者がいた。滞在が入れ替わり制のため、一緒にいた期間が短いメンバーもいて全員の顔と名前が最後まで憶えられなかったのが残念)
 もともと僕は、大学で農業系サークルに所属していたので、農作業という響きに抵抗は感じなかった。初めての土地で不安もあったけど、それよりも、まだ行ったことのない土地へ行って未知の体験ができるという期待感の方が勝った。そして、「援農」という言葉を初めて知った。後継者不足で働き手の少ない農家さんのお手伝いという意味らしい。援農隊の発起人である方がおっしゃったことが、胸に残った。「農家さんを助けてあげてるという意識じゃなくて、僕らは、さとうきびが刈りたいからやるんだ」

 南国の太陽の下での作業は、やはりそれなりにキツイものだった。作業を続けていると、ナタを持つ握力がなくなってくる。休憩時間がとても待ち遠しい。その度に、胸によみがえってきた言葉だ。農業体験といえども、中途半端にしたくないという気にさせられた。そう、あの言葉を聞いたから、へばらずに最終日まで頑張れたのかもしれない。

 沖縄県八重山諸島にヤマネコで有名な島がある。那覇空港から石垣島まで飛行機で小1時間、さらにフェリーで揺られること3・40分。沖縄県では本島に次いで二番目に大きな島、そして面積の8割以上が国立公園に指定されていてマングローブなどの亜熱帯性の原生林で覆われている島が見えてくる。それが、今回の目的地である西表島だった。

 貝殻やサンゴの残骸が星くずのように白く輝いて美しい浜辺。晴れた日には、遠浅でエメラルド色の海と、青空とのグラデーションがよく映える。楽園という言葉が自然と連想される。光の量が多いせいか、植物は色素が濃く南国に来たことを実感した。ときおり静寂を破り、森のあちこちからは、正体不明の動物の鳴き声がきこえる。いるだけで自然と笑みがこぼれてきた。五感が都会で生活しているよりも、ずっ〜と開放されているような気がした。西表島は、そんな、とてもとても魅力的な島だった。

 島の産業は、農業と観光が盛んだ。島の東部の道路を走っていると道の両側に広がるサトウキビ畑が目に飛び込んでくる。毎年だいたい12月〜3月下旬にかけては、さとうきびを収穫するシーズンで、この期間に、さとうきび刈り援農隊は結成される。大学生は、冬休みや春休みを利用して自分の都合の良い期間を選んで参加できるという仕組みである。

 そして、とても濃密で充実した波乱万丈の10日間の島生活はあっという間に過ぎ去って・・・・・、僕は神奈川に戻ってきた。

 今、振り返って思うこと。今回の滞在で、西表島の観光旅行では体験できない、知ることのない魅力に触れることができたと思う。もちろん、キレイごとだけではない。慣れない作業の大変さもあった、けれど後悔は全くない。それよりも様々な人との出会い、大家族のような共同生活の楽しさ。そして島の人たちの人柄に触れ島の暮らしを大好きになったこと、それがすべてだ。

日本大学森林資源科学科 野本敦志


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このページはNPO法人BeGood Cafeが制作しています。
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