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エコガーデンの理想として、本当にエコを実践するなら、害虫駆除に殺虫剤は御法度。花や菜園についた害虫駆除や、ムカデやアリ、ナメクジ退治に有害な殺虫剤を使っていませんか?庭に撒かれた化学薬品は、雨が降って土に浸透し、それを植物が吸収したり、庭で土遊びをする子供たちに害を及ぼす。その庭でできた果実や野菜ももちろん有害物質を吸収することになる。自然に害を及ぼせば、人間に返ってくるもの。
エコガーデンでの害虫対策のひとつは、捕食生物、つまり益虫に食べてもらう、自然の法則を利用すること。たとえば、アブラムシはテントウムシやヒメバチが食べてくれるという具合。殺虫剤を使えば、害虫を食べてくれるこの捕食生物をも殺してしまう。
益虫にはどんな虫がいるのかというと、ハナカメムシ、ムカデ、オサムシ、アブ、クサカゲロウ、テントウムシ、ヒメバチなど。どうやって益虫を自分の庭に連れてくるかというと、いたって簡単、益虫が住みやすい環境を作ること。益虫の好む花をつける、ニンジン、セロリ、パセリなど一年、二年生のセリ科の植物や、ソバ、ノコギリソウ、アカンサス、キンレンカ、ディルなどを植えてみよう。ただ、それでも退去させられない害虫というのがいて、ヤスデというムカデ(こちらは益虫)そっくりの虫がそう。殺虫剤や木酢などはあまり効果がなく、熱湯をかければ死ぬのだけれど、足が速いのでみつけたら即踏みつぶすか、大きめの石があれば下敷きに。もっと厄介で気持ち悪いのが、雨上がりにどこからともなく出没するナメクジ。ナメクジをおびきよせるために缶の中に野菜くずを仕掛けたり、ビールも効くとか。こればっかりはまめに駆除していくしかなさそう。
二つ目の対策は、害虫を食べてくれる鳥をおびき寄せるために、ベリー類など実のなる木を植える。イラストのような鳥の餌台箱を庭に設置してみよう。ちなみにエサは冬場のみ用意し、夏場は庭の害虫を食べてもらうようにする。エサは穀物や木の実、種子などがいい。筆者が幼い頃、両親はパンの耳をちぎってエサ台に乗せていたけれど、雨が降ってパンに水がしみこむと、胃の中で膨張して雛鳥の健康を害するらしいのでやめましょう。
上述のような食物連鎖的な害虫対策はちょっと面倒という読者には、もっとシンプルな方法として、害虫が嫌う植物を植えてみよう。たとえば、果実のなる木の下にニラを生やすという具合。これをコンパニオンプランツ(表参照)といって2種類の植物がお互いを助け合いながら成長を促す。
これからエコガーデンを作る読者は、まず庭の中心になる植物を決め、それらを生かすためのコンパニオンプランツを植え、益虫が食べる植物や鳥を呼ぶ木を植えるというように、庭の生き物が食物連鎖できる庭を創作してみて。
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