Vol.31 テントが壊れた、さあどうする?
外で過ごすのが気持ちいい季節、みなさんアウトドアを楽しんでいますか?
テントに泊まっていて、うっかり壊してしまった、壊れてしまったとき、どうしますか?
今回はそんな緊急時の対応のノウハウです。
ていねいに使っていても、破損などのトラブルはつきものです。雑な使い方や間違った使い方は破損に直結します。
昔の帆布で出来た家型テントと違って、最近のテントは軽量で空間が大きく作られ、快適度が格段に向上しています。一方でポールの本数が多くったり、メーカーによって形状が違う等、複雑になっている部分もあります。
最初の一歩は取扱説明書を読むこと。
「こんな感じでしょ? ほらOK!」ではなく、取扱説明書に目を通しましょう!
そのうえでトラブルが発生! こんなときどうしますか?
某アウトドア用品メーカーのカスタマーサービスに聞いたところテントやタープのトラブルについて、下記のような事象が多いようです。
- テント(ドーム型)のポールが破損
ジョイント部 ←ポールをしっかりと繋いでいなかった - スキン(布地)、メッシュパネルの破損
かぎ裂き ←不注意が原因
熱による溶解 ←不注意が原因 バーナーの火、蚊取り線香、タバコ - グロメット(ハトメ)が外れた
←製品の不具合 強風時の使用 - ファスナーが壊れた
←無理な開閉 不正確な設営で歪んだ状態で入り口を開閉
対処方法
ポールのジョイント部が壊れた!
長さ15cmくらい、テントのフレームポールよりも一回り太い応急処置用の“リペア パイプ”で対応。
ギプスのように破損部分にかぶせて、ずれないようにガムテープで固定する。
この方法が一番確実です。使わなくなったテントやタープのポールを処分するときに、切り取っておくといいでしょう。
もしくはホームセンターでテントポールの外径よりも少し大きめの内径のポールを購入。
スキン(布地)、メッシュパネルの破損
これは布製ガムテープが活躍。特にかぎ裂きの場合は出来るだけ早く処置した方がいいです。テントやタープはフレームと布地に常にテンションがかかっています。裂けた部分が少しずつ広がって、あるとき“バリッ”という音とともに、見るも無残な姿になることがあります。(実際に見たことがあります!)
裂けたところにガムテープを表と裏の両面からサンドウィッチにするように貼り付けましょう。数泊のキャンプなら問題ありませんよ。しかし、帰ったらすぐにテープを剥がして修理しましょう。ガムテープの糊がベッタリこびり付いてしまうことがあります
グロメット(ハトメ)が外れた
これは困りますね。でも大丈夫。イラストのようにピンポン玉くらいの大きさの石やしっかりとした形のものをテルテル坊主を作るように縛りましょう。結び目は巻き結び。これで一時的には問題ありません。
この方法はグロメットのないところに紐を結びたいときにも使えます。
ファスナーが壊れた
これは“クリップ”が活躍します。安全ピンは使えそうで安全面で気になりますね。事務用品の“ダブルクリップ”がお勧めです。
補修用具
- ガムテープ(布製)
- 直径3mmくらいのロープ 20mくらい
- ダブルクリップ リペアパイプ
- 針金 はさみ カッターナイフ
- ラジオペンチ ヤスリ
- ドライバーセット アーミーナイフ(○○徳ナイフ)でも可
ご紹介したものはあくまでも応急処置です。おうちに帰ったらお近くのアウトドアショップに相談して修理するようにしましょう。
(2007.11.1更新)
著者プロフィール
鶴川 高司 (つるかわ たかし)
社団法人日本キャンプ協会専門委員
野外活動指導が職業のプロ指導者。有限会社 掌−tanagokoro- 代表。キャンプ指導で全国を飛び回っている。
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