
 モンキアゲハ(1987.11/沖縄県金武)
Nikon FE2, Sigma16mm F2.8, Fisheye, f11.5, 1/250, flash, RFP
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「蝶の写真を撮っていても、もっとも不満なのが、自分の蝶のイメージを写真に表せないことだった。ぼくの見ている蝶は、周囲の場と深い関係を持っているのに、写真に写った蝶は場から遊離している。」
写真で自分の見た風景を表現するにはどうしたらよいか。
人が見る映像は脳で見る映像であり、風景の中から蝶を一瞬にしてクローズアップすることも出来る。つまり広角にして望遠であり、しかもズームレンズではなく広角と望遠が同時に存在しているのである。
それに対し、写真を撮るということはフィルムを使って立体を平面として切り取る作業である。写真により心象風景を表現したい場合は、レンズの特性や撮影テクニックを知ることが必要となってくる。
「ぼくの蝶のイメージは、場があり、そこに蝶がいる。しかも大きく、印象的にというものである。ぼくと蝶との出会いの原風景をなんとか撮影したいと思い続けていた。撮影しているうちに少しは写真のこともわかるようになり、レンズもなんとか買えるようになったので、広角レンズを使ってみた。広角レンズは画角が広く、被写深度も深いので、蝶を大きく写して、なおかつ風景をも描写することができると考えたからだ。しかしやってみると、被写界深度の深い広角レンズといえども、蝶をあるていど大きく写すために最短撮影距離で使うと、背景はボケてしまうということがわかった。そこでどんどん焦点距離の短いレンズを用いてみた。その結果、20mmぐらいの超広角レンズや対角線魚眼レンズを用いるのが、ぼくのイメージにもっとも近い写真が撮れることがわかった。そして、蝶の眼は画角が広く、魚眼レンズで見た世界はきっと蝶の見た世界に少しは近いのではないかと思い、少しは蝶に近づけた気がして嬉しかった。以来これらのレンズが蝶の撮影の標準レンズとなった。」(海野和男「蝶の飛ぶ風景」平凡社より)
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メスアカミドリシジミ(1984.6/山梨県長坂町)
Olympus OM4, 21mm F2, f16, 1/60, flash, KR 広角レンズにストロボを使おうと初めて思いついた時の写真だ。 メスアカミドリシジミのオスがテリトリー争いをしていた。
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 アカエリトリバネアゲハ(1993.4/マレーシア)
Nikon FE2, Sigma15mm F2.8, Fisheye, f8, 1/125, flash, RDP 15mmの魚眼レンズで、めいっぱい近づいてみた。 この蝶とはもう友だちなので、いくらでも近寄らせてくれるし、触っても逃げないほどだ。
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