エコトレンド
真珠収穫後の貝肉をコンポストに ― ミキモト真珠研究所が実証
2010年1月18日
ミキモト真珠研究所は、真珠の収穫後に残る貝肉をコンポストとして活用する研究にめどをつけた
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アコヤガイなどの貝殻や貝肉の一部には、カルシウムやたんぱく質、コラーゲンなどが含まれており、有効利用に向けた研究が進められている。一方、残りの貝肉は廃棄されているが、同研究所ではこれを肥料として活用するための研究を行ってきた。最大の課題は塩分対策。海水中で育つアコヤガイの貝肉には、植物の生育を阻害する塩分が多く含まれているためだ。そこで、コマツナの種子を使って発芽率や生長量などを比較したところ、施肥量を調節することで、塩分未処理の貝肉を使った場合でも生長が向上した。
今回の研究では、貝肉を養殖期間中の貝に付着する生物とともに、90日間かけて乾燥・粒状化させて堆肥化。コンポストとしての効果を検証するために、あえて塩分を含んだまま処理したという。真珠の養殖業者には小規模なところが多く、廃棄物の処理やリサイクルに多額のコストをかけるのは難しい。脱塩処理せずに貝肉をコンポストとして活用できるようになれば、廃棄物を出さないゼロエミッション型の真珠養殖に一歩近づくこととなるだろう。
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