環境規制いっぽ前
地熱発電開発は温泉資源に配慮して ― 環境省がガイドライン案
2012年02月09日
規制の背景再生可能エネルギーの普及を図るため、政府はエネルギー供給分野における地熱発電の発電量増加を目指している。しかし、地熱エネルギーの熱源は温泉資源と共通する場合が多く、温泉資源の保護を図りながら地熱発電の導入が促進されるよう、掘削にあたり温泉法に基づく許可・不許可の判断基準に関する考え方を示す必要がある。環境省は、「温泉資源の保護に関するガイドライン(地熱発電関係)(案)」を取りまとめ、公表した。
ポイント
ガイドライン案は、掘削許可に関する判断基準の考え方として、地熱開発の許可申請があった際には、公益を害するか否かについて判断するべきであるとしている。掘削中に既存の温泉への影響が見られた場合には、許可にあたって付した条件の変更を行って影響を回避することも考えられる。
地熱開発による温泉への影響の可能性については、開発規模により影響が現れる可能性がある。このため、温泉の生成機構や開発対象の地熱貯留層との関係を解明した上で、さまざまな探査情報やモニタリング調査結果を加味して総合的に考える。とくに、開発対象となっている地熱貯留層と温泉帯水層との間に関連性がある場合は注意が必要だ。
また、温泉資源を保護しながら地熱開発を行うために、温泉事業者や地熱発電事業者などの関係者が、モニタリングの実施や情報の共有・公開、協議会の設置などにより合意形成を図るべきであるとしている。
(提供/洛思社[環境部ドットコム])
参考リンク
「温泉資源の保護に関するガイドライン(地熱発電関係)(案)」に対する意見の募集環境省
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