気づきと共感が行動を促す
〜多様性を育む生命体としての「ガイアイア(Gaiaia)」〜
美しい自然の画像や環境についての豆知識、多種多様な活動レポートなど、サイト全体に漂ういきいきとした雰囲気が印象的なリコーの環境情報ポータル「ガイアイア」。もともとは社員の環境啓発のために作られたというこのサイト。その魅力の秘密と運営の秘訣について、株式会社リコー社会環境本部環境コミュニケーション推進室伏見聡子さんにお話を伺いました。

「リコー環境情報ポータル ガイアイア」色鮮やかなトップページ。アクセスする度に表示される画像が変わり新鮮な印象を受ける。

株式会社リコー 社会環境本部 環境コミュニケーション推進室 伏見聡子さん
もともとは社員の環境啓発のために作られたそうですね。「ガイアイア」の生まれた背景と狙いについて教えてください。
リコーグループは持続可能な社会の実現のために環境経営を実践しています。生物多様性はそのすべての領域に関係する重要なテーマとして1999年から取り組んでいます。昨年3月に環境負荷の低減や生態系の回復力の改善を目指して生物多様性基本方針を策定し、「ガイアイア」はそれを受ける形で2009年4月1日にオープンしました。企業の方針を実践するには、社員一人ひとりに生物多様性への意識(自分も地球(ガイア)の一部だという認識)が浸透し、それが日常業務に落とし込まれていることが大切です。リコーには既に環境教育のためのeラーニングや環境ボランティアリーダー養成のためのプログラムが複数ありますが、知識を修得し、あるいは研修プログラムに参加するだけでは自発的な取り組みは広がりません。そこで私たちは「知識を提供する」ことよりも先ず「社員が生物多様性を感じ取り、楽しく参加できる雰囲気を作ること」を目指し、「ガイアイア」をスタートしました。
コーナーや記事のタイトルなど、サイトの随所に遊び心を感じます。

「ガイアイア」のキービジュアル。中央には環境活動の現場に頻出するという社員が「キャラクター」として登場している。
環境問題に対する意識という「種」は、誰の心にも必ずあるはずですから、その種が安心して芽を出し育っていくための環境を社内に育てるための情報発信を心掛けています。そのためには先ず「面白い」と感じ、読めるしかけづくりも必要です。企業の環境情報サイトというと活動報告を中心としたものになりがちですが、「ガイアイア」ではむしろ、それぞれの情報から「気づき」や「共感」を得ることを通じて心が動くきっかけを与えることを目的としています。そこで記事のタイトルの付け方や画像の選び方にも工夫を凝らし「読みたい」と思うきっかけを盛り込むことを意識しています。また、環境に取り組むことで生活がより豊かになるという発想を持てば、地球のことを考えることが楽しくなりますよね。そこで「環節ワザ」というコーナーでは、日常生活に役立つ豆知識を紹介することを通じて、環境問題にポジティブに向き合うための話題提供をしています。
関連リンク
- 環境goo |
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