想いでつなごう!!COP10おりがみプロジェクト
〜10年後の未来を描こう〜
おりがみに込められたメッセージのご紹介
Vol.2 「畏怖の念をいだけるような自然を残したい」 アースデイ東京2010

野点の様子。季節を愛でる喜びが、茶道の美しさにはある。

左から、吉森智浩さん、松浦先生、COP10おりがみプロジェクトの石黒さん。
アースデイ東京、いのちの森。明治神宮の芝生の片隅では、NPO法人 響の皆さんによる企画、「野点〜杜のお茶会〜」が開催されていました。野点(のだて)とは野外でお茶をたてること。美しい和服でのもてなしに、参加者からは感嘆のため息が漏れてきます。前日の夜は雪が降ったというのに、青空の晴れ渡る穏やかな一日となったこの日。裏千家のご師範・松浦靖子先生は野点に寄せて「呉も越も空一枚や春の風」と詠まれました。呉と越は春秋時代の中国で激しい覇権争い繰りひろげていた国々です。互いに争い歪み合う国も、ひとつの空のもとで同じように春の風に吹かれている。この詩からは、自然こそが人に平和を想う気持ちに気づかせてくれるという優しい情景が感じられます。
松浦先生にもCOP10おりがみプロジェクトのことをお話し、おりがみを折っていただきました。「いのちのつながりを考えることはとても素敵なことですね。でも、おりがみを折ることの他には、どうやって協力することができるのかしら」。お尋ねになった先生に「周りの皆さんにこのプロジェクトのことをお話いただけるだけで、とても力強い支援になりますよ」とお話したところ、早速、おりがみが得意だという吉森智浩さんと、環境に関連するお仕事をなさっている先生のお嬢さん、松浦ひかりさんをご紹介くださいました。ひかりさんと吉森さんは野点の魅力を世界に伝えたいと、「国際野点協会」を運営しているそうです。また、先生はこの日の様子をご自身のブログでもご紹介くださいました。
子どもの気持ちになって絵日記を描く。アースデイにプレーパークをつくる会の有志の皆さんは、「出張プレーパーク」を開催していました。自然の素材や道具、工具などを使いながら子どもが思いのままに自分たちで遊びを生み出せることを目指した「プレーパーク(遊び場)」。芝生広場では、子どもの気持ちになって一番楽しかった日のことを記録してみるという「遊び絵日記」を展開。絵日記という懐かしさにたくさんの人たちが集まってきます。

「アースデイにプレーパークをつくる会」の皆さん

「遊び絵日記」には楽しい思い出がいっぱい
「オーストラリアを旅していてお金を使い果たしてしまった友達は、おりがみを折るパフォーマンスで小銭を稼いだらしいです」。そんなエピソードを披露してくれたのは、特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会に所属し、渋谷はるのおがわプレーパークで活動している関戸博樹さん。おりがみを折るのは久しぶりといいながら、これなら折れると、何も見ずに「奴さん」を折ってくれました。そこに添えられたメッセージは「子どもたちものびやかに遊べる世界は、生き物にもくらしやすい世界だ!!」。他のメンバーの皆さんからもプレーパークに響き渡る賑やかな笑い声を感じさせる温かなメッセージが。


子どもたちものびやかに遊べる世界は、生き物にもくらしやすい世界だ!!


命ある者が全てありのままにいられますように


全ての子どもの近くにプレーパークを!
COP10おりがみプロジェクトのチラシをデザインしてくれたTingさんも、「遊び絵日記」と「COP10おりがみプロジェクト」に参加ました。自然に触れることや野鳥観察が大好きだというTingさんの10年後へのメッセージは「畏怖の念をいだけるような自然を残したい」。「自然」という言葉から、人は何を想うのか。それぞれのメッセージからは、余白に込められた情景が伝わってきます。


Tingさんの「遊び絵日記」とおりがみのメッセージ。
(更新日:2010.6.10)
参考情報:
NPO法人 響 http://www.npohibiki.com/
国際野点協会 http://nodatejin.exblog.jp/
特定非営利法人日本冒険遊び場づくり協会 http://www.ipa-japan.org/asobiba/
Tingさんのブログ http://pub.ne.jp/KuinaSoi17/
記事協力
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