想いでつなごう!!COP10おりがみプロジェクト
〜10年後の未来を描こう〜
おりがみに込められたメッセージのご紹介
Vol.24 「10年後の未来に、またここに集まりましょう!」 タイムカプセル埋蔵式・国際生物多様性年クロージングイベント
約半年前に始まった『COP10おりがみプロジェクト』も2010年の12月をもって一旦の終わり。最終回となる今回は未来への想いとともに、名古屋市の東山総合公園で行われたタイムカプセル埋蔵式と石川県金沢市で開催された国際生物多様性年クロージングイベントからのメッセージをお届けします。
「COP10の開催された名古屋の地に、10年後に開けるタイムカプセルを埋めたい」。これは、プロジェクトがスタートした当初からのプロジェクトメンバーの願いでした。けれどもインターネットで調べていると、タイムカプセルは値段がとても高い!それに、埋める場所はどうしよう・・・。想いとは裏腹に実現性を心配していたある日、素晴らしいブレークスルーが訪れました。プロジェクトメンバーがtwitterで「タイムカプセルを埋めたいです。企業からのご協賛がいただけないでしょうか」という、思いつきのようなつぶやきをした僅か2日後のこと。名古屋市にある成田製作所という会社の方から「ご提供しましょうか」という突然のオファーがあったのです。9月と10月におりがみワークショップの開催にご協力くださった名古屋市東山総合公園が埋蔵場所を提供くださることになり、タイムカプセル企画が実現しました。


広大な敷地面積と豊富な展示植物を誇る植物園
COP10に関わったメインプレーヤーたち:おりがみプロジェクトに参加した大勢の皆さん、地域にお住まいの方々、生物多様性に関わる市民団体の皆さん、地域でプロジェクトの普及啓発に尽力くださったEPO(環境パートナーシップオフィス)中部、中部地方環境事務所やボランティアの方々の他、生物多様性条約事務局の方や日本政府のCOP10関係者、COP10支援実行委員会の方など、多くの方の想いを詰め込んだ記念イベントは12月12日、青空の広がる温かな日曜日に開催されました。
先ず、IUCN(国際自然保護連合)日本委員会の道家さんから「おりがみから考えるCOP10と私たちの生物多様性〜いのちのつながり〜」と題して、世界から集められたおりがみのメッセージと共に、生物多様性の保全と私たちの願いのつながりを考えるヒントになるお話をいただきました。日本自然保護協会(NACS-J)の行った調査からの「日本各地のお祭りから、神様の多様性も失われてきているという調査結果もでています」というエピソードからは、自然界のいきものたちだけではなく、人々の暮らしの中の「多様性」の変化についても考えさせられる学びの場となりました。


生物多様性のことを知る講演会、そして、おりがみタイム!
その後、東山総合公園企画官の上野さんから生物多様性の保全のために動植物園の果たし得る役割について、世界の事例を交えながら東山総合公園の取り組みも含めてご紹介いただきました。食べ物を探すしかけを作ったり、その生息地に似た環境を整えることによって動物のありのままの行動を観察し、いきものが生きる姿について知ること。「檻に入れて観察する場所」から「いきている仲間という実感を感じ取る場所」へと、動植物園の役割は今、大きく変わろうとしているようです。おりがみワークショップには親子連れを中心としたたくさんの人が参加してくださり、10年後の振り返りを楽しみにしながらおりがみとメッセージを残してくれました。

テーブルには、タイムカプセルに入れられたおりがみの数々

松本環境大臣からのメッセージは「夢をもつ力はぐくむ。人類の英知をあつめてつなげよう。」

近藤環境副大臣からの熱いメッセージ
午後に植物園のお花畑で開催されたタイムカプセル埋蔵式には、地域から多くの方が参加し、生物多様性と10年後の未来に向けた熱い想いを共有してくださいました。タイムカプセルには6,000を超えるおりがみやメッセージが入れられました。また、式典には地元愛知県出身の近藤昭一環境副大臣も急遽駆けつけてくださり「10年が経ちました。あなたは、あなたが愛する海や山や川といった自然をちゃんと守ってきましたか。おごることなく自然とともに生きていきましょう」というご自身の10年後へのメッセージをご披露くださいました。




埋蔵式で見つけた、心温まるシーンの数々

タイムカプセルを囲んで、「はい、チーズ!」
10年の時を経て。ひょっとしたら言葉よりもこの風景がより多くのメッセージを思い出させてくれるのかもしれません。未来に今の自分とどのような気持ちで再会出来るのか。ドキドキする気持ちでカプセルに想いを託したひとときでした。
翌週12月18、19日は石川県金沢市の石川県立音楽堂で国際生物多様性年クロージングイベントがありました。主催者のひとつ、石川県のご厚意により、レセプション会場のANAホテルのロビーにあるクリスマスツリーにもおりがみを飾っていただき、またメイン会場にご用意いただいたミニツリーにもCOP10の会場で集めたメッセージの展示とともに訪れた人たちの心を楽しませました。

レセプション会場のおりがみツリーには「子どもたちの明日が、幸せでありますように」など温かなメッセージが

レセプションで披露された石川県輪島市に伝わる無形文化財「御陣乗太鼓」

地球儀におりがみを貼りつけて・・・
「おりがみ、大好き!」。いくつも折り続けてその場を離れず「すっかりおりがみの日になっちゃったわね」とお父さんやお母さんをちょっぴり困らせ、また笑顔にもさせてくれた無邪気さあふれる子どもたち。「この地球儀はね、COP10の会場の中に飾られていたものなんだよ」。地球儀の形をしたオブジェにおりがみを貼付けて、それをくるくると回して自由に遊ぶこの子どもたちの心には、どんな夢が輝いているのでしょうか。

大好きなおりがみと一緒でご機嫌の女の子

金沢市に住む男性からは、お孫さん達に向けた「家族仲良く生き物と仲良く暮らそうね」のメッセージ
約半年の活動期間を通じて、およそ100の団体が参加し、2万を超える人たちからのメッセージが寄せられた「COP10おりがみプロジェクト」。2011年から新たに「国連生物多様性の10年」が始まることを受けて、10年後の未来に向けた新しい展開がスタートする予定です。この地球(ほし)に生きる私たちひとりひとりを待っている、これから出会う未来の世界。私たちの「想い」がつながることが、美しい地球をつくるエネルギーとなり、いのちのつながりが大切にされる世界が広がっていきますように・・・。 (終わり)
(更新日:2011.1.13)
参考情報:
想いでつなごう!COP10おりがみプロジェクト http://www.cop10-origami.com/
東山総合公園 http://www.higashiyama.city.nagoya.jp/index_pc.php
日本自然保護協会 http://www.nacsj.or.jp/
国際生物多様性年クロージングイベント http://www.pref.ishikawa.jp/kikaku/closing2010/index.html
記事協力
関連リンク
- 環境goo |
- トピックス |
- 地球の未来を考えよう

旬の味覚レシピ



