環境用語集 〜環境について調べる〜
総合的な学習の時間(Period for Integrated Study) Q&A解説
Q: 具体的にどんな授業が行われている?
「総合的な学習の時間」では、どんなプログラムが展開されているのだろうか?
A: 総合的な学習の時間は、知識を覚えるだけではなく、「自ら学び、自ら考え、自ら行動して問題を解決する資質や能力」や、「他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性」をはぐくむことを目的としている。具体的な授業内容については、各校が知恵を絞っている。たとえば、広島県環境局が作成した「環境教育プログラム実践事例集」では、次のような事例が紹介されている。1) 地元の河川環境の保全、2) ゴミダイエット作戦、3) 森林はわたしたちの味方、4) 合成洗剤から魚の未来を考える、5) 干潟の生き物さんこんにちは、6) 考えよう!地球温暖化とエネルギー、7) ホタル復活大作戦、8) 海があぶない! 訴えるイボニシ、9) 公園の緑チェック、10) その他。一方、NPOや行政人、企業人など、専門的な知識や技能、経験のある外部人材を活用する試みも行われている。環境の分野では、(財)日本生態系協会が学校ビオトープの整備活用に関する助言や講師派遣を実施。また、(財)ボーイスカウト日本連盟では、野外での自然体験学習に関する講師派遣などを行っている。
Q: 総合学習の時間はなぜ減るの?
国が、総合的な学習の時間を減らすことを決めたというが、どうしてなのか?
A: 総合的な学習の時間は、「ゆとりの中で『生きる力』をはぐくむ」という中央教育審議会の答申を受けて、2002年度の新学習要領で創設された。「自ら学び、自ら考え、自ら行動して問題を解決する資質や能力」や、「他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性」をはぐくむことを目的としている。一方、ほかの教科の時間が減ったため、子どもたちの学力低下を心配する声が根強くあった。このため、文部科学省は2008年3月に学習指導要領を改訂。2009年度から総合的な学習の時間が削減されることになった。この改訂によって、ゆとり教育からつめこみ教育に逆戻りすることを懸念する向きは多い。ただ、同改訂は総合的な学習の時間の時間数を減らすだけではなく、探究的な活動を行うことを明確にするなど、改善を図っている面もある。また、小学校と中学校で同じような授業が行われないような配慮もしている。
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