環境用語集 〜環境について調べる〜
カーボンオフセット(Carbon Offset) Q&A解説
Q: 誰でもカーボンオフセットに取り組むことができるの?
カーボンオフセットは、国際的な温室効果ガス削減手法に思えるが、一市民でも取り組むことができるのだろうか?
A: カーボンオフセットは、どうしても削減することができないCO2(カーボン)を、植林やクリーンエネルギーなどの事業に投資することで、排出してしまった分を相殺(オフセット)する仕組みだ。京都議定書発効とあいまって、排出量取引やクリーン開発メカニズム(CDM)、共同実施(JI)などの京都メカニズムが本格的に動き出し、カーボンオフセットは、市場原理を活用した、自主的な取り組みとして国際的に注目され。各国政府や大企業による取り組みが始まっている。一方、市民や企業でも、自分のCO2排出量を把握さえできれば、カーボンオフセットに取り組むことが可能だ。具体的には、自ら排出するCO2量を算定し、それに相当する金額をCO2削減に取り組む環境NPO/NGOなどの団体や募金に寄付したり、植林などの事業に投資したりする手段がある。イギリスでは、大手環境団体が、市民自身がカーボンオフセットをサイト上で試算することができる仕組みを構築し、公開している。
Q: 海外でカーボンオフセットの導入は進んでいるの?
カーボンオフセットは海外で導入が進んでいるそうだが、どんな取り組みが行われているのだろうか?
A: カーボンオフセットは、直接削減できないCO2(カーボン)を、植林などの事業への投資により相殺(オフセット)する仕組みだ。海外で導入が進んでおり、イギリスでは、政府の呼びかけに応じて、大手航空会社のブリティッシュ・エアウェイズが、搭乗客自身が航空機から排出されるCO2排出量削減にかかる対策費相当分の金額を寄付する仕組みを運用している。また、同国のカッスル・アポン・タイン市では、CO2排出ゼロの都市を目指して、政府や電力会社、公共交通機関などからの基金をもとに、企業・団体のCO2削減や再生可能エネルギーの導入などを盛り込んだカーボンオフセットの仕組みを構築。オフセットを行うと税金が控除されるなどの仕組みで、2003年から2007年までに約5万トンのCO2削減効果があった。一方、カナダは国家戦略としてカーボンオフセットの導入を進めている。このほか、北欧のスカンジナビア航空などの航空会社や、自動車メーカー、タクシー会社、建設業者、小売業者などがカーボンオフセットに盛んに取り組んでいる。
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