環境用語集 〜環境について調べる〜
紫外線(Ultraviolet Rays) 詳細解説
かつては真夏に太陽をいっぱい浴びて日焼けすることが、元気で健康であることの証明だった。しかし、紫外線の害が判明するにつれて、日常生活の中での紫外線対策が重視されるようになってきた。
太陽光線はその波長によって、赤外線、可視光線、紫外線の3つに分けられる。普段目にすることのできる可視光線は、波長が約400〜760nm(ナノメートル:1メートルの10億分の1の長さ)で、それ以上の長い波長のものを赤外線、それ以下の波長の短いものを紫外線と呼んでいる。紫外線は、さらに波長が315〜400nmのUV-A、280〜315mnのUV-B、波長14〜280nmのUV-Cに分けられる。
このうちUV-Cは空気中の酸素分子とオゾン層に遮られ地表には届かない。UV-Aは肌が黒くなる日焼けになり、大量に浴びるとDNAに傷がつき、皮膚の老化を早めるが、さらに有害なのがUV-B。UV-Bは、肌が赤くなる日焼け(サンバーン)をおこし、大量に浴びると免疫力が低下し、皮膚がんや白内障などの原因になるとされている。UV-Bの多くはオゾン層によって遮られて、一部しか地表には届かないが、エアコンや冷蔵庫などの冷媒に使われるフロンなどによってオゾン層が破壊されたため、地表に降り注ぐ量が増えてしまった。このため、皮膚がんや白内障などの発生率が高くなると考えられている。
UV-Bは、薄い雲では80%以上が透過し、屋外では太陽から直接届く紫外線量と空気中で散乱して届く紫外線量がほぼ同程度である。また、建物の中でも屋外の10%以下ではあるが、紫外線がある。
国連環境計画(UNEP)の1994年の報告では成層圏のオゾン層が1%減少すると、UV-Bが約2%増え、皮膚がんの発生率が白人で約3%増加するとされている。白内障も年に10万〜15万人増加すると推測されている。これらの病気のほか、シミやシワなどの皮膚の老化を促すことも明らかになっている。ただし、皮膚がんに関しては、日本人をはじめとする有色人種は白色人種に比べて紫外線の影響が少ないと考えられている。
紫外線の強さは時刻や季節、天候などによって大きく変わる。たとえば、地球の北から南に行くにしたがって紫外線が強くなるため、オーストラリアなどでは大きな影響を受ける。日本においても北海道より沖縄のほうが年間平均で約2倍もの紫外線量となっている。日本では、春から初秋にかけて強く、4〜9月で、1年間のおよそ70〜80%、1日のうちでは、正午をはさむ数時間が最も強く、夏、冬それぞれ10〜14時の間で、1 日の60%、70〜75%の紫外線量である。
紫外線の健康への影響についての認識が高まるにつれ、日焼け止めやUVカットの日傘、帽子など、UV対策用品が人気を集めている。
関連情報を読む
- 環境goo |
- 環境用語集 〜環境について調べる〜 |
- 暮らしと食 |
- 紫外線
- おすすめ情報
-
- 大人の社会“化”見学
-
大人の社会“化”見学 あなたの知らない企業の裏側を現場レポート!
- 東日本大震災 復興支援
-
今、わたしたちにできることは何だろう?
- 環境・社会報告書シンポジウム
-
震災復興後のパラダイムにどう備えるか
- エコ×エネ・カフェ
-
これからの日本のエネルギーの未来を語ろう!
- 生物多様性特集
-
生命溢れる美しい地球、その未来に何が待つのか、知ってください
- CSRレポートナビ
-
CSR報告書を読んで、寄付付きアンケートに参加しよう!
- 環境クイズ
- 環境用語集アクセスランキング
-
2012年01月のランキング 1 絶滅危惧種 2 京都議定書 3 地球温暖化 4 ゴミ問題 5 ゴミ分別 6 南極 7 エネルギー問題 8 レアメタル 9 コージェネレーション 10 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10) >>もっと見る
ヘルシーレシピ



